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PISA関連・・フィンランドの教育と日本の教育

「フィンランドに学ぶ教育と学力」をほぼ読み終えた。
その感想を・・・。

ほぼ・・というのがみそ。途中どうしても関心を持てずに読み飛ばしたところもあった。

PISA世界一の秘密を探るというところでは
1.教育の地方分権  2.理科教育  3.国語教育 4.教員養成 5.ゆとり
と言う見方をしている記事があった。

どれも日本がせっせと後を追っている事のように感じる。
しかし出来ないこともある。5.ゆとりについては25人学級を目指しているが、日本ではきっと実現できないと思う。もちろん、税金を増やせば可能かもしれないが、それだけのお金がない。

生活保証の制度は、すごい。大学生の学費は無料。えっ。と思う。
それだけ税金をしっかり払っているということなのに、そういう事は・・・。
税金を払っても、それが返ってくる(還元される)ところはすごい。
日本ではどこかに消えそうだ・・。
道路になるのか、ビルが建つのか・・。ジェット戦闘機になるのか・・・?


また、フィンランドの子供は学校が楽しいという割合が少ないそうだ。


ネットで調べたことだが、運動会や学芸会、文化祭などは無いそうだ。もしかして社会見学や修学旅行もないのだろう。ましてやキャンプなど・・・。親が連れて行くもののようだ。

親の教育に対する考え方にも日本とフィンランドには大きな隔たりがありそうに思う。
文科省が「親学」なんて言ってもどうにもならないことだが・・。
子供は国の宝という考え。ひとりでも学力を遅れさせるのは社会の損失という考えだ。

国語教育という意味で、父親が子供に読み聞かせをしているそうだ。
日本の父親たちの何%がそれをやっているだろうか?
夕方5時に帰宅する父親がどれだけいるだろうか?

いくら頑張ってもフィンランドでできて日本で出来ないことは山ほどあると思う。

こう考えてみると、日本の先生たちは学校行事もやり、教科指導もやり、児童指導?も、教育相談も・・・何もかもやっていてこれだけの成果(PISA)を出しているのは立派なものではないだろうか。

もちろん、知恵を出せばもっともっと学力向上が望めるのかもしれない。
でも、そうするためには何かを断たないと・・・。それを忘れて、何でも良いことを取り入れたらパンクする。

学力については「塾」という話もなくはないが、家庭学習の時間が世界的に?最低レベルにあって、これだけの学力を保っている。

PISAの目指す学力を付けるために、運動会や学芸会、文化祭、合唱祭、旅行などの行事を無くしていったら、日本の学校はどうなってしまうのか?

そう考えると、現状に満足、いや日本の先生方を褒めるべきではないかと思った。

PISAの結果(学力低下という考えも含め)に見えない部分をしっかりと見つめる事も大切なのかと思う。

これを読んだ方、賛否どちらでも結構です。是非ご意見を。

  by rebelrider5732 | 2007-12-10 23:01 | Comments(1)

Commented at 2007-12-11 22:19
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。

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